講師紹介

講師
小泉 道子 こいずみ みちこ   

経歴
家庭裁判所調査官として、全国の家庭裁判所で15年間勤務

インタビュー
まず、家裁調査官とはどんな仕事ですか
家裁調査官の仕事は、大きく分けて2つあります。1つは少年事件といって、20歳未満の少年少女の犯罪事件にかかわる仕事です。もう1つは、家事事件といって離婚を始め、養子縁組や遺産分割など家庭問題にかかわる仕事です。家裁調査官は、心理学をはじめ行動諸科学を使った調査活動を行い、その結果を裁判官に報告するのが主な仕事です。少し難しい言い方になってしまいましたが、とにかく、大人の方はもちろんのこと、0歳から20歳まで、様々な年齢のお子さんに会って話を聞いてきました。

ーどうして育児講座をしようと思ったのですか
家裁調査官として勤務する中で、心理学に関する知識を多く習得してきました。それらの知識は、仕事以外の生活面でも役に立つことが多く、中でも、発達心理学や面接技法といった分野は、子育ての場面で大いに活用できると感じました。きちんとした研究結果やエビデンスに基いた理論はやや難しくもありますが、それをみなさんに分かりやすく、楽しく学んでいただき、子育てに役立てていただければと思います。

また、私も二児の母でもあります。日々、自分の不甲斐なさや頭では分かっているけれど実行できないもどかしさに悩みながら子育てに奮闘しています。完璧な育児やスタンダードな育児なんてものはないと思っています。その親子にしかない関係性の中で、ベストを尽くせばそれでいいという思いをみなさんに伝えたいです。

ーどんな人が受講に向いていますか?
 
お子さんがいる方はもちろんのこと、お子さんに関わるお仕事をされている方や未来のママ・パパも大歓迎です。楽しく、分かりやすく、実践も交えて、子育てに活かせる心理学を学んでいければと思います。

また、こころテラスの講座はどちらかというと「お勉強」に近いものがあります。私自身が感じていたことなのですが、子育て中に子連れで参加できる習い事ってあまり種類がなく、「ヨガ」や「お料理教室」など趣味的なものが多かったように思います。もちろん、そういった習い事も楽しくて素敵ですが、もう少し、しっかり何かを学びたい!という意欲のある方に満足いただける講座ができればと思っています。そして、その学びを実際にお子さんとのかかわりに活かしていただければとても嬉しいです。

-今後、特に力を入れていきたいことは何ですか?
みなさんの役に立つ講座を充実させていくことはもちろんですが、受講して下さるみなさん同士のつながりも大切にしていきたいと思います。こころテラスの教室は、受講後にお茶などを飲みながら振り返る時間がありますが、この時間を楽しみにしてくださっている方もいます。私も子育てに悩む一人の母として、みなさんとのかかわりを大切にしていきたいと思います。