子育てはいつでもやり直せる?

子育てはいつでもやり直せる?

今回も生徒さんからよく聞かれる質問に関するお答えです。「子どもの認知と記憶を理解しよう」講座では、子どもの発達段階を追いながら、その時点の認知や記憶力について説明していきます。この講座では、子どもが3歳になるまでに劇的な発達を遂げることや、だからこそ、3歳までの子どもとのかかわりが大切であることをお伝えしています。そうすると、お子さんが既に3歳を超えている親御さんからは「うちの子はもう3歳を過ぎてるんだけど、もう遅い?」という質問を受けます。今日はこの質問にお答えしていきたいと思います。

1 幼児期が大切なのは本当

実際のところ、子どもにとって幼児期がとても大切なことは間違いのないところです。例えば、「アタッチメント」について考えてみても、子どもにとって一番身近で大切な存在であるママとの関係がとても重要で、その関係を基礎として、友人や先生との関係を築いていくことになります。

また、最近はやりの「非認知力」を提唱したJ・ヘックマンも幼児期の親の関わりが子どもが大人になったときの収入にまで影響を及ぼすと言っています。

「三つ子の魂百まで」ということわざがあるくらいですから、やはり幼少期、特に3歳までの養育はとても大切であることは間違いなさそうです。

2 できていないことは戻ればいい

ここで、私が実際にアタッチメント理論で有名な先生に質問した際の先生の答えを紹介したいと思います。

私「まずは母親や父親との関係においてアタッチメントが形成され、それがきちんと形成された後、友人関係やその他の対人関係にも広がっていくというお話ですが、父母とのアタッチメント関係がうまくいっておらず、友人関係にも問題を抱えている子どもはどうすればいいのですか?」

先生「その場合、先に友人関係を改善しようとしても難しいでしょう。というのも、1階を抜かして2階から家を建てることはできないからです。」

私「2階建ての家??」

先生「まずは、父母との関係からやり直すということです。お子さんの年齢が小学生であろうと中学生であろうと、できていないところに戻ってやり直すことが必要です。」

ということですので、3歳までにやるべきことができていなかった場合、既に3歳を過ぎていたとしても、そこに立ち戻ってやり直せばいいということです。

3 まとめ 

確かに脳の発達などはやり直すことができず、「3歳までが大事」というのもある意味でほんとうです。しかし、3歳を過ぎてしまったからといって、諦める親御さんはいないと思います。気付いたときが「そのとき」です。「遅すぎた・・」と落ち込むのではなく、そのときから前向きに頑張ってほしいと思います。

 

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