子どもに言わない方がいい言葉シリーズ

子どもに言わない方がいい言葉シリーズ

今回は、子どもにあまり言わない方がいい言葉をいくつか紹介したいと思います。

1 行為そのものではなく、子どもを否定する言葉

子どもが何か失敗をしたとき、いくら言っても言うことをきかないとき、ついつい、「だからあなたはダメなのよ。」とか「何度言ったら分かるの」という言葉をかけてしまいがちです。

例えば、子どもが牛乳をこぼしてしまったとします。思わず手が滑ってしまったのならまだしも、何度注意しても遊び食べをやめなかった結果だったり、テレビに夢中になった結果だったりすると、親としても怒りたい気持ちが募ります。そして、ついつい、「どうしてあなたは不注意なの!」とか「もういい加減にして!」ときつい言葉で起こりたくなります。

しかし、子どもにしてみれば、自分を否定されたような気持ちになる上に、何をどうすればよかったのか分かりません。その結果、また同じことを繰り返してしまうことになります。

そのため、こんなときは、「牛乳を飲むときはテレビを見ないで」とか「遊ばずに前を向いて飲みなさい」といった風に、具体的な行為で叱るのがポイントです。

2 「〇〇しなければ、△△しないよ。」

この言葉もパパママのみなさんにはなじみのある言葉ではないでしょうか。例えば、「お片付けが終わらないとおやつ食べられないよ。」とか「いい子にしてないとおでかけに行けないよ。」といった感じです。このくらいならまだいいですが、「テストでいい点とらないと旅行に連れていかないよ。」という大きな話になると、子どもにとってダメージが大きいようです。

そもそも、どうして「〇〇しなければ、△△しないよ。」がだめなのでしょうか。その理由の一つは、本来「〇〇」と「△△」はまったく関係がないからです。お片付けとおやつには何の関連もありません。例えば「いい子にしてないとお出かけに行けないよ。」が「ちゃんとお昼寝をして疲れを取ってからでないとお出かけ行けないよ。」だったとしたらどうでしょう。子どもなりに、ちゃんと元気になってからしかおでかけはだめなのか、と理解できると思います。

理由の二つ目は、否定形なだけに子どもにマイナスの影響が大きく、脅迫的になってしまうことです。引き換えに失うものが「おやつ」程度ならまだしも(小さい子どもにとってはおやつも大問題ですが)、旅行や楽しみにしていたイベント、とても欲しかったものだとしたらどうでしょうか。子どもにしてみれば、何だか脅されているように感じるかもしれません。

3 「〇〇すれば△△してあげるよ。」はいい?

では、否定形ではなく肯定形(ご褒美型)だとどうでしょうか。例えば「お片付けを頑張れば、おやつ買ってあげるよ。」とか「テストで100点取ったらシール買ってあげるよ。」といった具合です。こちらは否定形と違い、多用しているママパパもいるのではないでしょうか。

心理学の専門家によりますと、肯定形は否定形に比べて問題は少ないようです。理由はどうあれ、子どもがやる気になったり、何かを成し遂げることは素晴らしいことだからです。ただ、子ども自身が頑張ったことによって得た利益(おやつやシール)にばかり注目するのではなく、お片付けを頑張れたことやそれによって部屋がきれいになったこと、勉強を頑張ったことやその結果としてテストの点数が上がったことに注目できるような声掛けも必要です。

4 まとめ

以上、子どもに言わない方がいい言葉をいくつか紹介しました。「言わない方がいい」というところがみそで、けして「言ってはいけない」言葉ではないことです。

子育てをしていると、ついつい気持ちがイライラしたり、きつい言葉で子どもを叱ってしまったりします。頭では「言わない方がいい」と分かっていても、抑えきれずに口にしてしまうこともあります。それを否定したり、そんな自分に自己嫌悪を感じる必要はありません。ママやパパだって人間です。感情に任せたくなることもあります。大切なことは、「これは言わない方がいい言葉だ」と知っていること、そして、言う回数を減らそうと努力できることです。

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